F1L用のコルゲート翼

  • 2018.08.08
  • F1L
F1L用のコルゲート翼

翼は3タイプを試作

1号機は3タイプの翼を試作しています。

  1. キャンバー翼
  2. コルゲート翼
  3. ハニカム翼

前回のハニカム翼はほぼレーザーカッターに頼っていて、翼端を持ち上げて、ポストをつければ完成でした。

今回はコルゲート翼を作っていきます。ついでに一般的なキャンバー翼も作ります。

 

キャンバー翼

まずは一様な曲面で構成されるキャンバー翼を作っていきます。

フィルムを広げて、スプレー糊をつけた骨組みへ貼っていきます。

曲がり方が単調なので、平面に広げたフィルムに合わせていけば翼形が作られていきます。

 

新しい技術を取り入れる目的でコルゲート翼を作っていますが、普通はこちらの翼形ですので、まずはトラブルもなく製作できたのでひと安心。

 

 

コルゲート翼

本命のコルゲート翼を作っていきます。

複雑な形のリブはレーザーカッターで解決ができています。

図面と比べてどこに差が出るかが分かってきたので、細くなる部分を少し太くしたり、レーザーの出力とアームを動かす速度を調整してあります。

単調な曲面ではないので、フィルムがリブに沿って貼るのが難しく、皺だらけになってしまったりするのがHK-28で何回か作った時の課題でした。

翼とは逆の凹凸になるようなリブを作って、段ボールに立ててビニール袋を開いたものを貼り付けました。

翼に貼るマイクロフィルムに比べて、厚く扱い易いので、水に溶いた木工用ボンドを筆で少しづつ塗りながら、端から伸ばして貼っていきました。

 

この上にフィルムを広げて、筆で皺を伸ばして予め折れ曲がった曲面を作っておきます。

指で触るとくっついてきてしまうので、筆で軽く撫でるのがポイントです。

 

もちろん多少は皺が寄っていますが、肝心な翼中央の窪みは作れているので、満足な出来上がりです。

最後に上反角をつけていきます。左端はプロペラが回転するモーメントへの抗力として、前側を持ち上げます。

翼全体が歪まないように、マチ針で留めながら整えていきます。

 

飛ばすのは楽しみですが、あとは持ち運び方法も考えないと、、、

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