翼は3タイプを試作
1号機は3タイプの翼を試作しています。
- キャンバー翼
- コルゲート翼
- ハニカム翼
前回のハニカム翼はほぼレーザーカッターに頼っていて、翼端を持ち上げて、ポストをつければ完成でした。
今回はコルゲート翼を作っていきます。ついでに一般的なキャンバー翼も作ります。
キャンバー翼
まずは一様な曲面で構成されるキャンバー翼を作っていきます。
フィルムを広げて、スプレー糊をつけた骨組みへ貼っていきます。
曲がり方が単調なので、平面に広げたフィルムに合わせていけば翼形が作られていきます。
新しい技術を取り入れる目的でコルゲート翼を作っていますが、普通はこちらの翼形ですので、まずはトラブルもなく製作できたのでひと安心。
コルゲート翼
本命のコルゲート翼を作っていきます。
複雑な形のリブはレーザーカッターで解決ができています。
図面と比べてどこに差が出るかが分かってきたので、細くなる部分を少し太くしたり、レーザーの出力とアームを動かす速度を調整してあります。
単調な曲面ではないので、フィルムがリブに沿って貼るのが難しく、皺だらけになってしまったりするのがHK-28で何回か作った時の課題でした。
翼とは逆の凹凸になるようなリブを作って、段ボールに立ててビニール袋を開いたものを貼り付けました。
翼に貼るマイクロフィルムに比べて、厚く扱い易いので、水に溶いた木工用ボンドを筆で少しづつ塗りながら、端から伸ばして貼っていきました。
この上にフィルムを広げて、筆で皺を伸ばして予め折れ曲がった曲面を作っておきます。
指で触るとくっついてきてしまうので、筆で軽く撫でるのがポイントです。
もちろん多少は皺が寄っていますが、肝心な翼中央の窪みは作れているので、満足な出来上がりです。
最後に上反角をつけていきます。左端はプロペラが回転するモーメントへの抗力として、前側を持ち上げます。
翼全体が歪まないように、マチ針で留めながら整えていきます。
飛ばすのは楽しみですが、あとは持ち運び方法も考えないと、、、